WKBブログ
HOME > WKBブログ

2014.09.18そごう横浜店の接客サービスの研修にモンゴル人も納得!

モンゴルの小売業者一行がそごう横浜店で研修
 昨日(17日)、横浜を訪れていたモンゴルの視察団一行がそごう横浜店を訪ね、小売りの最前線を視察しました。モンゴルは急激に経済が発展しています が、デパート、スーパーなどの小売業ではノウハウの蓄積がほとんどありません。このため、モンゴル政府が音頭をとって、小売業関係者を日本に派遣したわけ です。

DSC02085

お辞儀の方法など具体的に研修
 一行を受け入れてくれたそごう横浜店の研修は素晴らしいものでした。店内の視察を終えた後、1時間以上にわたってあいさつの仕方、お辞儀のやり方など実 に具体的に研修していただきました。例えば、お客様に向かう姿勢。まず、背筋をまっすぐにして、口元に柔らかくし、お客様の目を見ます。その際、両手を体 の前で交差させますが、右手の甲が上になるように交差させます。商品説明などでさっと、右手が出せるようにするためだそうです。

DSC02068

DSC02070

 

お辞儀には3種類の角度
 また、お辞儀の仕方もきっちりと決まっています。お辞儀の角度は5度、30度、45度となっています。45度の角度の場合は最も深く頭を下げますが、頭 を上げるときはゆっくりとお客様の目を見ながら「本日はありがとうございました。またのおいでをお待ちします」と感謝の気持ちを伝えるわけです。研修では 全員がお辞儀の仕方を実際にやってみましたが、やってみると結構、難しいものですね。

DSC02080

DSC02082

休日には10万人がそごうで買い物
 ところで、そごう横浜店には約8000人の従業員が働いています。社員さんは1割超で残りはマネキンさんなど外部の方たちです。来店者は平日が5万人で 土、日曜、祝日は10万人以上となります。大変な規模です。総人口が180万人しかおらず、川崎市くらいのモンゴル人にとって、想像もできない数字でしょ う。研修会冒頭、そごう横浜店の幹部の方から「百貨店はただ単に物を売っているのではありません。人と人が繋がる場所です」という言葉がとても印象に残り ました。

2014.09.17「介護保険」って、どうなの?

「介護保険」ありがたいけど、使いにくさも!
 昨日から我が家へ介護ヘルパーの方が通ってくるようになりました。平日の正午から午後1時までの1時間、小生の母親の介護のために食事の支度、掃除、洗 濯などをしてくれます。介護保険によって本人負担は1割ですから、経済的にもとっても助かります。しかし、初めてこの制度を実際に使ってみて、その使いに くさも感じました。

 

ルール細かく、欲しいサービス受けられず
 例えば、毎日、1時間いてくれる代わりにまとめて、1日5時間いてほしいとお願いしましたが、サービス事業者から「それはできません」というつれない返 事がきました。介護保険はかなりルールが細かく決められていて、ヘルパーさんもその範囲しかサービスはできません。小生の母親は介護認定されましたが、一 番必要としているのは、実は話し相手です。今まで毎日、一人で自宅にいたため、寂しさが高じて不安定な精神状態となっていました。

ximages (3)

薬より話し相手
 現在は自費を使ってお手伝いさんを雇い、午後から夜まで家にいてくれるようお願いしています。効果は抜群でした。精神状態も安定し、だいぶ普通に戻って きました。お手伝いさんと会話し、一緒に食事を作ったり、散歩することが効果を現したようです。薬も飲んでいますが、薬より生活の変化が一番の良薬でし た。

 

介護現場での働き方にも問題点が・・・
 しかし、現行の介護保険では決められたことしかできません。患者や家族の実態や要望に合わせることはできないのです。例えば、小生の知人のヘルパーさん はある家に1時間いた後、3時から別の家に行き、次に6時からほかの家へ行くという働き方をしたそうです。その間の移動時間は収入になりません。そうした 働き方しか認められないため、ついに辞めてしましました。介護現場で働く人が定着しないというのは、単に労働が厳しいというだけでなく、硬直した介護保険 そのものにあるような気がします。

2014.09.15二人目の孫に「君の椅子」をプレゼント!

「生まれてくれてありがとう」の気持ち込め
 以前にもこのブログで書きましたが、旭川大学が2006年から主催している「君の椅子」プロジェクトにとても共感しています。
「君 の椅子」プロジェクトは、「新しい市民」となった子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みで す。「君の椅子」はデザイナーが心をこめて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術でつくられたオリジナルの手づくり椅子です。

kimino-img_02

「世界に一つだけの椅子」
 デザインは毎年変わり、座面の裏に名前や生年月日、プロジェクトロゴや一連番号が刻印された”世界に一つだけの椅子”です。今年5歳になる小生の最初の 孫(男の子)が2歳になった時にプレゼントしましたが、二人目の孫(これも男の子)が2歳になるので、近く、「君の椅子」を注文する予定です。この椅子は 随分と丈夫です。子供は荒っぽく使いますが、少しもガタがこず、買った時のままです。

kimino-img_03

今年はナラの木で椅子作り
 2014年のクリエーターは木工家の谷進一郎さんら3人です。谷さんによると、今年の素材はナラの木だそうです。ナラはとても長い年月をかけて成長しま す。谷さんは「君の椅子」をもらうであろう子供達に対して「森の木のこと、イスを作ってくれた人のこと、贈ってくれた人のことを思い出して大切に使ってほ しい」とコメントしています。

kimino-img_04

孫が成長したら改めてプレゼン
 贈った時はきれいだった椅子もやがて汚れが目立ってきます。しかし、この汚れも時間を感じさせます。そして、肌の柔らかい子供が使ってもフィットするよ うな木の暖かさを保ったままです。もう少し大きくなると、もう座れなくなりますが、ずっととっておきたい椅子です。そして、孫たちが大きくなったら、この 椅子を改めて孫達にあげたい気持ちです。「生まれてくれてありがとう」の気持ちを込めて!

2014.09.03ヨーロッパの中世を感じさせるアートに出会いました!

等身大のドレスに華麗なイメージが!
 芸術の秋だからというという訳ではありませんが、関内で素敵なギャラリーを発見しました。日本大通りに面した旧三井物産ビル1階にある「GALERIE PARIS」です。展示されていたのは高畑早苗さんという作家の作品で、ほぼ等身大の白いドレスに極彩色で華麗なイメージが描かれている作品でした。

DSC02055

立体作品に夢と現(うつつ)
 ”WEAR ME”という題を付けた作品群で、ドレスの一 つひとつに様々な絵が描かれ、その表面をきらきらと輝く無数のビーズが覆っています。いただいたパンフレットには猿渡さんという横浜美術館特任研究員の方 が「新型の立体作品の回りに、夢と現(うつつ)の境界に在るかのような風景と人物の平面作品をめぐらすことによって二つの世界を一体化し形象化して見せ た」と評価しています。

DSC02056

中世を思わせるブローチ群も!
 もとより、小生は美術に関しては全くの素人ですが、実に幻想的なオブジェばかりで、しばし見入ってまいました。オブジェのほかに壁にたくさんのブローチ がありました。これも高畑さんの作品です。ヨーロッパの中世を思わせる作品ばかりで、一見したとき、外国人の作品とおもいました。

DSC02051

身近な美術館に素敵な作品が!
 日本人の作家によるも のと知って、本当に驚きました。ただ、それもそのはず。高畑さんは18歳からずっとパリで美術の勉強をしていたからです。若葉マネキン紹介所の並びのビル 1階に美術展事情があり、定期的に多くの作家が作品を展示しています。なにも上野まで行かなくても身近に美術を楽しめる場所があることは本当に素晴らしい ことです。この秋、どこか素敵な美術館を巡ってみようと思います。

2014.09.01仏ボルドーワインの危機を紹介した映画が公開です!

「世界一美しいボルドーの秘密」の監督が来日
  ボルドーワインの厳しい実情に迫るドキュメンタリー『世界一美しいボルドーの秘密』が近く公開されるそうです。今では日本でも良く知られていますが、
中国を筆頭とする新興国の富豪たちによって、ボルドーワインが凄まじい価値まで押し上げられた状況を伝統あるボルドーのシャトーたちは打破できるのか?というのが テーマのようです。先月、映画製作者のワーウィック・ロス監督が来日し、都内・六本木のワインバーで開催されたトークショーに出席、ボルドーワインの危機を語っていました。

1images

今や1本100万円のワインも!
 このトークショーで監督は
「ワインの投資化はもはや避けられない事実。一 本100万円もするワインを投資目的で買い占め、箱も開けず、ラベルも見ずに、利益だけを追求する」と富豪たちによる買い占めを批判しています。小生がこ の映画に関心を持ったのは、実は20数年前、新聞記者時代にボルドーにワインの取材に行ったことがあるからです。

3images (2)

毎日のシャトー巡りで試飲を体験!
 見渡す限り美しく広がるブドウ畑を今でも鮮明に覚えています。1週間くらいの滞在期間中、毎日、シャトー巡りをしました。同行したのは日本人のバイヤーらで
シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・マルゴー、シャトー・ラトゥールなどのボルドーを代表するシャトーを回りました。ボルドー産の赤ワインに使用されるブドウは、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルローといった品種が中心で、樽詰めしている若いワインを試飲しました。

2images (1)

ワインの歴史と文化の重み知る
 初めての経験でしたが、試飲用のワインは非常に酸っぱくて、とても飲めたものではありません。口に含み味わった後、飲まずに吐き出すのです。プロのバイ ヤーはこの若いワインが数年後に熟成した時、どのくらいの価値があるか、判定し値段を付けるわけです。ワインの奥深さと歴史の重みを知りました。そうして できたワインが今や投資の対象にされているわけです。アジアの成金が群がるボルドーワインの将来がどうなるか、興味が尽きません。