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2015.05.08血液検査で認知症を早期発見!

65歳以上の認知症患者は460万人 5人に1人が発症!

 最近、メディアで認知症の報道がとても多くなっています。65歳以上で認知症の人は460万人くらいいるそうで、この年代では5,6人に一人が認知症にかかっているわけです。他人ごとではありません。小生も物忘れがとても気になります。年を取ればだれでも物忘れがひどくなりますが、年齢のせいなのか、あるいは認知症なのか、初期段階では分かりません。

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血液検査で簡単にチェック 筑波大が開発!

 ここで登場したのが血液検査で簡単に初期段階の認知症にかかっているかどうかを判断できる技術です。この技術は筑波大学発のベンチャー企業Iと、同大学病院精神神経科との共同研究で生まれました。認知症の一つであるアルツハイマー病は、アミロイドβという物質が20年ほどかけて徐々に脳内にたまって発症します。これは誰の脳にも発生しますが、本来はそれを排出したり毒性を弱めたりする仕組みが備わっています。 

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血液検査の精度は8割も!

 血液検査では、この仕組みにかかわる3つのたんぱく質を調べ、ごく初期の段階から認知症の兆候を捉えます。435例を対象にした臨床研究の結果、約8割の精度でリスクが判定できたそうです。検査に必要な血液は、10ml程度とごくわずかです。血液検査による認知症の可能性はAからDまでの4段階によって示されます。一番重いDと判定されると認知症の可能性が大きいというわけで、専門医の診断を求められます。

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脳トレで認知症の進行にストップも

 Dなどと判定されたら、本当にガックリすることでしょう。なにしろ認知症は不治の病だからです。しかし、病気の進行を遅くすることは可能です。現在、様々な場所で脳トレなどの認知症対策が行われています。こうしたグループにまず、参加することが大事です。いろいろな方法で脳を刺激することにより、改善することが珍しくありません。小生ももし、初期認知症と判定されたら、躊躇なく脳トレプログラムに参加します。

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