エリートが63歳でアルツハイマーを発症!
今朝、テレビを見ていたら認知症を患った徘徊老人の特集をやってました。昨日のブログで物を捨てられない小生の母親のことを書きましたが、徘徊に比べれ ば楽なもんです。テレビでは2年前にアルツハイマーと診断された63歳の男性を紹介していました。有名大学を卒業してずっとIT関係の仕事をしていたエ リートでした。
GPSで徘徊チェック
ラテン語の本を読めるのにキウリの名まえがなかなか出てきません。母親を亡くし、一人住まいで朝夕1時間、介護の会世話になっています。この人も徘徊し てしまい、3日間帰ってこないことがあったそうです。この人を介護している会社ではこの人にGPSを持たせていますので、どこを歩いているのか、だいたい 分かります。
痛みを感じず、10㌔歩く人も
ところが、見つけるのは容易ではありません。本人が移動し続けているためです。認知症にかかると痛みを感じる神経が悪化するためにいくら歩いても足に痛 みを感じず、平気で10㌔くらい歩いてしまいます。この人の場合も二人がかりでようやく見つけ出し、家に連れて帰りますが、また徘徊してしまうために介護 の会社は大変です。
徘徊老人見つけるのは費用外!
意外なことに介護にかかった費用の中には徘徊した老人を見つける労力は含まれていません。何時間もかけて徘徊老人を探し出す苦労はすべてボラティアなの です。介護会社はたまったものではないでしょう。毎年、何百人もの徘徊老人が行方不明のままです。これからますます増えます。他人ごとではなくなる時代が もう目前です。