モンゴルの小売業者一行がそごう横浜店で研修
昨日(17日)、横浜を訪れていたモンゴルの視察団一行がそごう横浜店を訪ね、小売りの最前線を視察しました。モンゴルは急激に経済が発展しています が、デパート、スーパーなどの小売業ではノウハウの蓄積がほとんどありません。このため、モンゴル政府が音頭をとって、小売業関係者を日本に派遣したわけ です。
お辞儀の方法など具体的に研修
一行を受け入れてくれたそごう横浜店の研修は素晴らしいものでした。店内の視察を終えた後、1時間以上にわたってあいさつの仕方、お辞儀のやり方など実 に具体的に研修していただきました。例えば、お客様に向かう姿勢。まず、背筋をまっすぐにして、口元に柔らかくし、お客様の目を見ます。その際、両手を体 の前で交差させますが、右手の甲が上になるように交差させます。商品説明などでさっと、右手が出せるようにするためだそうです。
お辞儀には3種類の角度
また、お辞儀の仕方もきっちりと決まっています。お辞儀の角度は5度、30度、45度となっています。45度の角度の場合は最も深く頭を下げますが、頭 を上げるときはゆっくりとお客様の目を見ながら「本日はありがとうございました。またのおいでをお待ちします」と感謝の気持ちを伝えるわけです。研修では 全員がお辞儀の仕方を実際にやってみましたが、やってみると結構、難しいものですね。
休日には10万人がそごうで買い物
ところで、そごう横浜店には約8000人の従業員が働いています。社員さんは1割超で残りはマネキンさんなど外部の方たちです。来店者は平日が5万人で 土、日曜、祝日は10万人以上となります。大変な規模です。総人口が180万人しかおらず、川崎市くらいのモンゴル人にとって、想像もできない数字でしょ う。研修会冒頭、そごう横浜店の幹部の方から「百貨店はただ単に物を売っているのではありません。人と人が繋がる場所です」という言葉がとても印象に残り ました。