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2014.10.04カジノは日本に必要か?

今秋の臨時国会でカジノ法案成立か?
今年の秋の臨時国会でカジノ法案が成立しそうな感じです。マカオでのカジノの成功が景気浮揚に懸命な自民党を刺激しているためです。小生も数年前にラスベガスに行って、本場のカジノを見てきました。ギャンブルには一切、手を出しませんでしたが、カジノの雰囲気だけは楽しんできました。

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日本のギャンブル依存症は世界トップクラス!
小生ができるギャンブルといえばマージャンとパチンコくらいで、競馬、競輪などの公営ギャンブルもやったことがありません。従って、日本にカジノができても行く気はありません。カジノの導入に対して国民の間にも賛否両論があります。反対派はギャンブル依存症の国民が増えることを懸念しています。調べてみたら日本はギャンブル依存症有病率は成人人口の4.8%とマカオの6%についでトップクラスです。これにはビックリしました。

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ギャンブル依存症が増加の可能性も!
カジノが国中にある米国でさえ、3.2%なのです。ギャンブル依存症は、ギャンブルへのブレーキがきかないコントロール障害。ギャンブルの機会がたくさんあり、敷居が低いほど有病率は高いとされているため、日本カジノができると、ギャンブル依存症の人が増える可能性があります。2011年9月、世間の耳目を集めた”大王製紙創業家3代目の巨額カジノ騒動”を覚えている方も多いでしょう。小生は総額106億8000万円をカジノにつぎ込んだ井川意高(いかわもとたか)前会長の書いた『熔ける~大王製紙前会長井川意高の懺悔録』を読みました。

 

カジノで大王製紙の創業家、すべて失う
凄まじいまでの負け方に空恐ろしくなりました。大王製紙の創業家である井川家はこれですべてを失ってしまったのです。小生の父親もギャンブル好きで年中、母親とけんかしてましたから小生自身、ギャンブルに深入りしませんでした。ただ、日本にカジノができたら経済効果はかなりのものでしょう。ギャンブル依存症の人が増えることと、景気浮揚とどっちを選ぶのか、難しい選択であることは間違いありません。