日本の専業主婦は38%も!
ネットを見ていたら、「スウェーデンの専業主婦率がたった2%」という記事を読んでびっくりしてしまいました。日本の専業主婦率は38%ですから、大変 な違いです。早朝、若葉マネキン紹介所に歩いて通っている途中、子供たちを幼稚園の送迎バスで送り出した後、おしゃべりに興じている主婦たちの塊があちこ ちで見られます。スウェーデンではおそらくこんな光景は見られないのでしょう。
スウェーデンの育休はパパママ合計480日も!
平均就業率も88%に達する(12年、25~54歳女性)そうですから、大半が働いているわけです。どうして日本とこんなに違うかというと、まず充実した育児休業制度や保育環境があります。スウェーデンの育休は両親合計で480日。日本では最近、「パパママ育休制度」が導入されましたが、それでも育休が取れるのはパパママ合わせて1年2か月までです。
待機児童はゼロで教育費などタダ!
親が職場復帰する際の保育所の確保は「コミューン」と呼ばれる地方自治体の役割です。2~3カ月以内に子どもを預ける場所を確保することが義務付けられ ており、待機児童数はほぼゼロです。89%の子どもが2歳までにプレスクールと呼ばれる保育所に入り、教育費、出産費用も国が負担するためほぼ無料。まる で夢のようではありませんか!
消費税は25%も!高税率で制度支える
しかも、その一方で、スウェーデンは出生率も日本より高い。合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は1.89(13年)で、日本の1.43を上回ります。しかし、こうした福祉をさせているのは高い税金です。例えば、消費税は最大25%もします。「独身だと税金を取られるばかり。子どもを生まないと損という空気もある」そうです。まあ、一長一短があるわけですが、このままいけば日本の人口はじり貧です。政府スウェーデンの制度をじくり研究してほしいところですね。