「ポテチ税」に賛否両論!
最近、ハンガリーが「ポテチ税」なる新税を導入したというニュースを聞きました。国民の肥満防止を目的に、スナック菓子や清涼飲料水など塩分や糖分が特に高い食品に課税するというものです。一 方、地元経済団体は税導入で国内の複数の工場が閉鎖され、多数の従業員が解雇される可能性があるとして、反対しているそうです。この新税が今後どうなるか 分かりませんが、確かに菓子メーカーはあの手この手で菓子の売りこみに必死ですから、国民の健康にも大いに関係してきます。
コンビニにはずらりとスナック菓子が!
日本でも、コンビニを覗くと棚いっぱいにいろいろな種類のポテトチップス、スナック菓子や煎餅が並んでいます。小生はあまりポテトチップスは食べませんが、孫たちはいったん食べ始めたらなくなるまで袋を離しません。どうもポテトチップの食欲を引き起こすパワーは相当、強力なようです。まず表面の塩分が舌を刺激します。ポテトチップの脂質はカロリーの大部分を担うだけでなく、噛んだ瞬間に独特の口当たりをもたらし、脳は瞬時に快楽信号を発するわけです。
ポテトチップスの食べ過ぎは肥満の要因にも!
心配なのは食べ過ぎによる肥満です。ポテトチップスの本場であるアメリカの研究によると100グラムで約560キロカロリーのポテトチップが、4年当たり0.77キログラムの体重増加をもたらしたそうです。幼児の時に食べなれると、抵抗感がなくなり、大人になってからも食べ続けます。知らない間に肥満になってしまう危険性があるわけです。
「フルーツ」強調の菓子類にも要注意!
ポテトチップスだけではありません。徹底的に味覚を研究したケーキ類や和菓子も多く、小生もつい買ってしまいます。特に「フルーツ」を強調した菓子類は要注意です。フルーツを凝縮して甘さを出していますが、果物をひたすら濃縮していくと、残るのはほぼ糖分だけになります。米国人がこの形で1年間に摂取する糖分量は、平均約32キログラムにも達するといわれています。子供や孫の健康を考えると、どのような食品を当てたらよいのか、真剣に研究すべきですね。