WKBブログ
HOME > WKBブログ

2015.04.06北陸新幹線開通で「加賀屋」に泊まりました!

加賀屋は連続35年、旅館日本一!

 「加賀屋」といえば、「おもてなし」の代名詞となった旅館です。旅行業者の業界紙、旅行新聞社のアンケート調査で、35年連続日本一に選ばれた実績があります。そんな素晴らしい旅館に一度は泊まってみたいと密かに願っていましたが、横浜商工会議所の企画で加賀屋の小田社長から「おもてなし」について直に講演していただく機会があり、総勢20人で加賀屋を訪れたわけです。

DSC02556

 

加賀屋は能登半島国定公園の中にあり、能登湾に接しています。「雪月花」「能登渚亭」「能登客殿」の3棟から成っています。メインは我々が泊まった「雪月花」で客室は82部屋です。実は「雪月花」にはいたるところに美術品が展示されており、お客様は館内ツアー(社員が館内を案内・解説してくれ、見終わるまでに1時間はかかる)を組んで美術品巡りを楽しむことができます。美術品と言ってもメインは加賀友禅、、九谷焼、輪島塗など能登半島に残る伝統文化ばかりです。こんな所にも加賀屋のこだわりが現れています。

img_photo_10_l

人材育成と社員教育で「おもてなし」の徹底!

 さて、到着後、小田社長による「加賀屋のおもてなし~笑顔で気働き」の講演がありました。この中で感心したのが人材育成と社員教育の徹底です。お客様からクレームのあった社員については社長自ら個別に教育指導するそうです。現在に社員数は530人ですから、結構、大変です。「加賀屋の心」教育は毎月1回行われていて、全社員が年に1回は受講しなければなりません。調理師全員を対象にした「調理アケデミー」、若手管理者育成のための「加賀屋ビジネススクール」も年2,3回開かれています。

DSC02521

新幹線開業で英会話レッスンや海外研修!

 今後の課題は北陸新幹線開業を見据えた「おもてなし」のあり方をどうするか、です。「これまでは東京のお客様は航空便が中心で年間300万席あったが、新幹線開業で年間1800万席に増えます」(小田社長)。これに伴い、新たに「加賀屋かがやきアカデミー」を開設。英会話レッスン、台湾などへの外部研修、道場六三郎氏を招いての集合研修を始めました。東京駅から金沢まで2時間半。どうやって集客していくか、「おもてなし」の評価が問われそうです。

DSC02534