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2014.06.23スウェーデンでは専業主婦は100人に2人ですって!

日本の専業主婦は38%も!
 ネットを見ていたら、「スウェーデンの専業主婦率がたった2%」という記事を読んでびっくりしてしまいました。日本の専業主婦率は38%ですから、大変 な違いです。早朝、若葉マネキン紹介所に歩いて通っている途中、子供たちを幼稚園の送迎バスで送り出した後、おしゃべりに興じている主婦たちの塊があちこ ちで見られます。スウェーデンではおそらくこんな光景は見られないのでしょう。

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スウェーデンの育休はパパママ合計480日も!
 平均就業率も88%に達する(12年、25~54歳女性)そうですから、大半が働いているわけです。どうして日本とこんなに違うかというと、
まず充実した育児休業制度や保育環境があります。スウェーデンの育休は両親合計で480日。日本では最近、「パパママ育休制度」が導入されましたが、それでも育休が取れるのはパパママ合わせて1年2か月までです。

待機児童はゼロで教育費などタダ!
 親が職場復帰する際の保育所の確保は「コミューン」と呼ばれる地方自治体の役割です。2~3カ月以内に子どもを預ける場所を確保することが義務付けられ ており、待機児童数はほぼゼロです。89%の子どもが2歳までにプレスクールと呼ばれる保育所に入り、教育費、出産費用も国が負担するためほぼ無料。まる で夢のようではありませんか!

消費税は25%も!高税率で制度支える
 しかも、その一方で、スウェーデンは出生率も日本より高い。合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)は1.89(13年)で、日本の1.43を上回ります。しかし、こうした福祉をさせているのは高い税金です。例えば、消費税は最大25%もします。「独身だと税金を取られるばかり。子どもを生まないと損という空気もある」そうです。まあ、一長一短があるわけですが、このままいけば日本の人口はじり貧です。政府スウェーデンの制度をじくり研究してほしいところですね。

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2014.06.19道路の電柱、本当に邪魔!早く地中化を!

蜘蛛の巣のような電線、景観を台無しに!
 小生はかねて、日本の都市の景観を損ねている元凶は道端の電柱と電線だと思っています。せっかくいい街作りをしているのに、蜘蛛の巣の様に各種電線が空 を走っているため、とても貧相な印象を与えています。しかも、道の両側に電柱が立っているために、車の走行の邪魔になって仕方ありません。

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この電柱があるおかげで車の離合が難しい!

政府・自民党、電線の地中化へ動き出す
 何とかならないかと思っていたところ、今朝の新聞に「電柱新設を禁止 地中化へ新法検討」の見出しの記事がありました。道路や住宅地を新たに整備する場 合、電力会社などに電柱の設置を認めず、電線を地中に埋めるよう求める、という内容でした。2020年の東京オリンピックを見据えて都市の景観を改善する 狙いとのことです。

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電線がなくすっきりとしたパリの街並み

日本では全国に3500万本の電柱が・・・
 遅きに失したと言わざるを得ません。なにしろ、ロンドンやパリの地中化率は100%、ニューヨークですら83%です。小生もずっと昔、パリに行きました が、電柱なんてありませんでした。問題はコストでしょう。なにしろ、1㌔㍍当たり、3億5千万円かかります。日本には全国で3500万本の電柱があります が、これだけ普及したのもコストが安い為です。

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パリの道路には電線が埋まっていることを示す表示があります。

景観重視で美しい街作りを!
 街の景観が良くなると、住んでいて気分がいいし、ひょっとしたら地域の地価も上がるかもしれません。パリの住民は都市の利便性より景観を重視するそうで す。例えば鉄道を通せば道路の渋滞が解消される、というパターンでも景観が損なわれるといって反対されるそうです。こうした考えが市民に浸透しているおか げで、パリは世界中から旅行者を集める美しい街になりました。日本人はゴミの収集でもきちんとした対応ができるようになりました。電柱をなくすことができ ないわけはありません。

2014.06.17「老人の徘徊」、本当に深刻ですね!

エリートが63歳でアルツハイマーを発症!
 今朝、テレビを見ていたら認知症を患った徘徊老人の特集をやってました。昨日のブログで物を捨てられない小生の母親のことを書きましたが、徘徊に比べれ ば楽なもんです。テレビでは2年前にアルツハイマーと診断された63歳の男性を紹介していました。有名大学を卒業してずっとIT関係の仕事をしていたエ リートでした。

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GPSで徘徊チェック
 ラテン語の本を読めるのにキウリの名まえがなかなか出てきません。母親を亡くし、一人住まいで朝夕1時間、介護の会世話になっています。この人も徘徊し てしまい、3日間帰ってこないことがあったそうです。この人を介護している会社ではこの人にGPSを持たせていますので、どこを歩いているのか、だいたい 分かります。

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痛みを感じず、10㌔歩く人も
 ところが、見つけるのは容易ではありません。本人が移動し続けているためです。認知症にかかると痛みを感じる神経が悪化するためにいくら歩いても足に痛 みを感じず、平気で10㌔くらい歩いてしまいます。この人の場合も二人がかりでようやく見つけ出し、家に連れて帰りますが、また徘徊してしまうために介護 の会社は大変です。

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徘徊老人見つけるのは費用外!
 意外なことに介護にかかった費用の中には徘徊した老人を見つける労力は含まれていません。何時間もかけて徘徊老人を探し出す苦労はすべてボラティアなの です。介護会社はたまったものではないでしょう。毎年、何百人もの徘徊老人が行方不明のままです。これからますます増えます。他人ごとではなくなる時代が もう目前です。