等身大のドレスに華麗なイメージが!
芸術の秋だからというという訳ではありませんが、関内で素敵なギャラリーを発見しました。日本大通りに面した旧三井物産ビル1階にある「GALERIE PARIS」です。展示されていたのは高畑早苗さんという作家の作品で、ほぼ等身大の白いドレスに極彩色で華麗なイメージが描かれている作品でした。
立体作品に夢と現(うつつ)
”WEAR ME”という題を付けた作品群で、ドレスの一 つひとつに様々な絵が描かれ、その表面をきらきらと輝く無数のビーズが覆っています。いただいたパンフレットには猿渡さんという横浜美術館特任研究員の方 が「新型の立体作品の回りに、夢と現(うつつ)の境界に在るかのような風景と人物の平面作品をめぐらすことによって二つの世界を一体化し形象化して見せ た」と評価しています。
中世を思わせるブローチ群も!
もとより、小生は美術に関しては全くの素人ですが、実に幻想的なオブジェばかりで、しばし見入ってまいました。オブジェのほかに壁にたくさんのブローチ がありました。これも高畑さんの作品です。ヨーロッパの中世を思わせる作品ばかりで、一見したとき、外国人の作品とおもいました。
身近な美術館に素敵な作品が!
日本人の作家によるも のと知って、本当に驚きました。ただ、それもそのはず。高畑さんは18歳からずっとパリで美術の勉強をしていたからです。若葉マネキン紹介所の並びのビル 1階に美術展事情があり、定期的に多くの作家が作品を展示しています。なにも上野まで行かなくても身近に美術を楽しめる場所があることは本当に素晴らしい ことです。この秋、どこか素敵な美術館を巡ってみようと思います。