「生まれてくれてありがとう」の気持ち込め
以前にもこのブログで書きましたが、旭川大学が2006年から主催している「君の椅子」プロジェクトにとても共感しています。「君 の椅子」プロジェクトは、「新しい市民」となった子どもたちに「生まれてくれてありがとう」の思いを込めて居場所の象徴としての「椅子」を贈る取り組みで す。「君の椅子」はデザイナーが心をこめて描いたデザインをもとに、北海道が誇る家具製作技術でつくられたオリジナルの手づくり椅子です。
「世界に一つだけの椅子」
デザインは毎年変わり、座面の裏に名前や生年月日、プロジェクトロゴや一連番号が刻印された”世界に一つだけの椅子”です。今年5歳になる小生の最初の 孫(男の子)が2歳になった時にプレゼントしましたが、二人目の孫(これも男の子)が2歳になるので、近く、「君の椅子」を注文する予定です。この椅子は 随分と丈夫です。子供は荒っぽく使いますが、少しもガタがこず、買った時のままです。
今年はナラの木で椅子作り
2014年のクリエーターは木工家の谷進一郎さんら3人です。谷さんによると、今年の素材はナラの木だそうです。ナラはとても長い年月をかけて成長しま す。谷さんは「君の椅子」をもらうであろう子供達に対して「森の木のこと、イスを作ってくれた人のこと、贈ってくれた人のことを思い出して大切に使ってほ しい」とコメントしています。
孫が成長したら改めてプレゼント
贈った時はきれいだった椅子もやがて汚れが目立ってきます。しかし、この汚れも時間を感じさせます。そして、肌の柔らかい子供が使ってもフィットするよ うな木の暖かさを保ったままです。もう少し大きくなると、もう座れなくなりますが、ずっととっておきたい椅子です。そして、孫たちが大きくなったら、この 椅子を改めて孫達にあげたい気持ちです。「生まれてくれてありがとう」の気持ちを込めて!