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2014.07.04お中元に花火はいかが?

線香花火の火の玉の大きさ競う
 今朝、出勤前にFMラジオを聴いていたら、線香花火の話題をしゃべっていました。小生も子供の頃、夏になると、近所の駄菓子屋に行って花火を買い、友達 とはしゃぐのが好きでした。紙縒り(こより)のような線香花火に火をつけると、まずパパッと大きな火花を散らし、燃え尽きるころになると火の玉を作りま す。どれくらい大きな火の玉を作れるかを競ったものでした。

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今の線香花火に面白さ無し
 ところが、いつの頃からか火花も小さく、火の玉もすぐに落ちてしまいます。実にちゃっちい花火となっていました。ほかの花火も同様です。子供の頃は次々 と変化する花火の火の美しさにうっとりしたり、大きな花火を打ち上げて、落下してくるパラシュートに夢中になったものです。コンビニに行くと安い花火がた くさん置いてありますが、昔の様な花火はありません。

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7年ぶりに名品が復活
 ほとんどが安い中国製だからです。日本製だと1本50円する製品が中国製は1円です。これでは日本製は売れません。あっという間に花火市場は中国製に席 巻され、ほとんどの生産者が店をたたみました。優れた花火の生産技術もなくなってしまったわけです。しかし、ようやく日本製花火復活が始まり、
平成15年(2003年)には、7年ぶりに 線香花火では九州の名品「不知火牡丹」 が再発売されました。

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80歳の女性経験者から技術を伝授
 四散してしまった作り方(レシピ)の収集、花火用の和紙の作り方、紙縒りのやり方など基本的な生産技術を集めることから始まったようです。特に紙縒りに ついては現在、80歳になる女性経験者を見つけ出し、ようやく作れるようになったそうです。こうして復活した日本製花火の大きな市場はデパートの贈答で す。昨年は2万セットも売れました。お中元でありきたりの食品を贈るより、オシャレかもしれませんね。