NHKで金券ショップを特集
昨日(6日)、NHKの「ドキュメント72時間」という番組で金券ショップを扱っていました。池袋の地下街にあるわずか3坪の金券ショップを3日間に渡って、取材するという内容です。小生はサラリーマン時代によく大黒屋を利用していました。東京ー博多間の割安航空チケットを購入していましたが、正規購入に比べはるかに安い価格でしたので、とても便利でした。
1日400人が利用
昨日のドキュメントではこのショップを訪れるのは1日約400人。様々な人が金券を買いにやってくるので、随分安いのかと思っていましたら、得したとしても数十円単位でした。例えば鉄道会社のチケット。回数券は基本的に、指定された区間の10回分の運賃で同区間の11回分の切符を一度に発売する形式となっており、金券ショップではそれをバラ売りしています。たった1回分しかおまけがないために、たいして安くなるわけではありません。
数十円の節約で1千万円も貯金した若者も
しかし、わずか10円を節約するために地下鉄回数券を買いに来るのです。たった36円しか安くならないデパートの外食店用の商品券を買いに来た人もいました。 コンビニを経営している親を手伝っているという若い男性はすべての買い物を金券でするために財布は各種金券でビッシリと詰まっていました。数十円単位の節約ですが、「チリも積もれば山となる」の例え通り、彼はすでに1000万円貯金したそうです。何のために節約してお金を貯めるかというと、「老後が心配だから」だそうです。「年金なんかあてにならない」という言葉に思わず考えさせられました。
格差社会、金券ショップで生活防衛!
どちらかと言うとお金があると使ってしまう小生にはこんな徹底した節約はできそうにありません。しかし、経済学者が指摘するように日本はすでに格差社会に突入したようです。どうしたら、自分たちの生活を守れるか、これからもっと多くの人たちが金券ショップのお世話になる日が来るかもしれません。