自治体から様々な特産が!
名称に「納税」とありますが、実は寄付金控除の一種です。地方を活性化する狙いで、2008年から始まりました。自分が生まれ育った故郷だけでなく、好きな地方自治体に寄付できます。そうすると、コメや海産物などその自治体の特産が送られてきます。
所得税、住民税が控除
さらに、寄付金ですので、翌年度の確定申告の際に申請すると、所得税と地方税が還付されます。例えば、ある自治体に3万円寄付したとします。そうすると、①(3万円-2千円)✕20%=5600円(所得税)
②(3万円-2千円)✕10%=2800円(住民税)
③所得税と住民税で控除できなかった分として19600円。
①+②+③=28000円が控除
となります。つまり還付されるわけです。
カニ、りんご、コメなどが人気!
さらに、寄付を受けた自治体からは様々な産物が送られてきます。例えば北海道の紋別市。1万円以上を寄附すれば、紋別産のカニ、かまぼこなどの練り製品をはじめ、5品目の中から好きな品を選ぶことができます。また長野県飯島町では、3万円以上の寄附で、りんご「サンふじ」10キログラムなど、12品目からどれか1品を選択。さらに兵庫県洲本市では、20万円以上寄附すれば、淡路島のコメ「キヌヒカリ」30キログラム・淡路ビーフ1.2キログラム・淡路ごちそう館の詰め合わせ20点、の3品目からどれか1品、といった具合です。
謝礼品競争で寄付金の8割返しも!
とってもお得なために、ふるさと納税を利用する人がどんどん増えています。自治体も税収がほしいために、謝礼品を年々豪華にしています。寄付する側にとっては一段と有利なわけです。謝礼品は寄附額の3~5割という暗黙の了解があるらしいです。最近では8割返しの謝礼品もあったといいます。大雑把に言うと、3万円の寄付で28000円の特産品がもらえるのですから、本当に得です。
やり方もとっても簡単。まず、気に入った自治体に連絡すると、具体的な寄付の方法と確定申告のやり方を教えてくれます。あとは欲しい特産を選ぶだけ。ぜひ、試してみてください!