子どもは、口の中に食べものを入れたまま動いたり泣いたりし、ふとした拍子に口の中の食べものを吸い込んでしまうことがあります。
豆やナッツ類は、臼歯が生え揃う前の子どもには噛み砕くことが難しく、少し噛むとかえって吸い込みやすい大きさの破片になってしまいます。それが気道や気管支に入ると、窒息時のような苦しさはないものの、軽い咳が続くなどして、放置すると気管支炎や肺炎を起こし呼吸ができなくなることもあります。
取り除くには全身麻酔が必要です。特にピーナッツは除去が困難な上、油脂成分により炎症を起こしやすく完治しないこともあります。
歯が生え揃う3歳頃まで豆やナッツ類は食べさせないようにしましょう。
(※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成26年12月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
・「あなたのお子さんは安全?」ナッツ類による窒息
=> http://www.caa.go.jp/kodomo/onepoint/newdetailadvice_9_12_5.php
・過去の配信メール
Vol.21 ナッツ類は3歳まで与えないで!特にピーナッツは要注意!!
=> http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/vol/20110210.php
消費者庁の「子供安全メール」より